太平山の紫陽花（アジサイ）

平成16年6月19日台風が早くも接近しているニュースと共に大平山の紫陽花が今見頃と放映されたので急に見たくなって出かけた。7時30分春日部からすっ飛ばして1時間20分。大きな石の鳥居をくぐってなだらかな坂道を上がったところに県営の駐車場。まだ駐車出来るスペースはあってよかった。
　
9時前だというのにもう結構な人の数。駐車場からすぐのところから紫陽花の花が見え、石畳の階段があり、その両脇に色とりどりの紫陽花が本当に今を盛りと競っている。私はこの花は6月にピッタリ似合う花だと思う。本来なら雨は嫌いなのだがこの花には雨が良く合う様に思うので傘をさしてでも見る価値があるように感じる。

　

始めは石畳もなだらかであるが、だんだんと急勾配になってくる。
すれ違う人が、５８・５９・６０と階段を数えている声を耳にし、あ・成るほど私も始めから数えればよかったと内心思った。時々ぷ〜〜んと蚊の音を耳にしすでに汗もたらたらと流し、蒸し暑く立ち止まりながら息を整えて途中車道に出る。そこに山門が在りもう少しで神社にたどり着く。
　
視界が広がり神社の前を右方向に行くと茶屋があって名物の焼き鳥と卵焼きそれに何よりの下野団子とセットで食べさせてくれる。神社も、名物もデジカメに納めたかったが・・なんと電池切れで・・最低！良くある話しと自分で片つけることにする。とにかく汗も引いて下界をのんびりとながめながら花より団子とあんこをコッテリつけた団子に舌づつみを打つ。何しろ私は甘党。広ーい栃木の町を見ながら又うす雲の掛かった空を眺め一人のんびり過ごす一時いい気分。汗も引いた所でもと来た道を戻る。

　

再び紫陽花をもう一度ゆっくりと観賞しながら。観光バスで来たと見られる御一行様が口々に”アーしんどい”暑いね〜〜！あと何段あるの〜〜！来たからには登らなきゃ！きれいねー！（え？私が？イヤー違う違う！！）と言いながら登っていく。行ってらしゃ〜い。
　
入口に差し掛かったときふと紫陽花の陰にある看板を見ると階段のことが記してあった。1000段あるんですって。花にばかり気を取られて目に入らなかったのね。ま、わかってよかった。後から来た車は駐車場空きを待ってじゅじゅつなぎに並んでいるのを尻目にへへへ早起きは三文の徳だよ〜〜

by　まるちゃん

平成１６年６月１９日　太平山