梅干について
恐ろしかった!農薬散布・・・だからこだわりたい
梅畑に農薬を散布した日の夜、突然アレルギ-(じんましん) が出ました。そのときは3日ほどで治りましたが、次の農薬散布でまたアレルギ-が出てしまいました。又、3日ほどで治ると思っていましたが今度は治らず、その年の農薬散布が終わってもまだ治りませんでした。
梅干や、梅肉エキスは健康食品だと言われていますが 、こんなに農薬を使っていたのでは生産者も消費者にとってもいいはずがないし健康になれるわけはない!と思うようになりました。
1996年、ある先生と出会い、農薬を使わずきれいな梅が出来るようになると言われ、農薬をやめることにしました。見た目にきれいな梅、傷や病気のない梅につきましては、ただ今勉強中です。
適地適作で自然の循環機能を生かした土作りを心掛けています。
肥料については、1992年ころから土着菌による発酵肥料にかえました。米ぬかやかつお粕、コンブ粕、なたね粕等を使って施肥していましたが、今の畑は栄養過剰だとの指摘を受け、1998年6月を最後に肥料と呼ばれるものは施していません。それ以降は、生モミガラを年間数回施しています。これから先には米ぬかを中心とした肥料を少しだけ施したいと考えています。
そうして、梅の木自身が元気になれば、病害虫にも強くなるでしょう。そうすれば、強い農薬を使わなくても天敵や土着菌、ニンニク、トウガラシのエキス等で防除できるのではないかと考えています。
農薬散布は、1998年5月、化学肥料は1993年以降施していません。消費者の方には、梅という健康食品を安心して食べていただいて、心身とも健康になっていただく、そんな梅を提供し続けたいと思っています。
梅の木に使用している漢方栄養剤の写真です
材料はニンニク・唐辛子です。(焼酎でエキスを抽出します)
病源菌や虫を寄せ付けにくくするためのものです。
病源菌が付いても発病しない、又追い出してしまうような
梅の木を作る為のものです
天日干塩(梅干に使う塩の作り方とその作業風景)
中本が自信を持って使っている天日干塩について
(海水中のミネラルをそのまま封じ込めた天然塩)
中国福建省に2千年前から伝わる広大な塩田に満潮時の海水を引き入れ、太陽と風で濃度を高め、最後は遠赤外線を出す陶器を敷き詰めた上で干し上げたものです。満潮になると深海にたまっていたミネラルやプランクトンが押し上げられて塩田に入る特殊な地形を利用していること、周囲が玄武岩などの石材が含まれる地層である事、最後に遠赤外線をを利用すりことで、二層三層にミネラルが強化され最終的には73種の元素が含まれる塩になります。これは決して人工的な数字ではありません。海水のミネラルバランスとほぼ同じ自然な組成の証です
(ラ・ヴィ・ドゥ・トランタン1996・8月号抜粋)
天日干塩 | 梅干の天日干し | 山で木を切っただけの 所で梅木畑 |
◆梅干を無農薬するということは
病気・害虫を抑える薬を使わない農業だから、
雨が多いと病気が出やすいし虫にかじられる。
無農薬と言う所で、虫や病気に対して現時点では
虫も病気も土を良くして梅の木自身を強くするのではないかと考えています
虫や病気を寄せ付けない樹体を作る雑木林には虫も病気も生息します。
自然のバランスがとれている為大発生しません。
それと同じ状態の梅畑を作れば土や木にとって良いと考えます。
その為に川田ミネラルという商品を土に潅水しています。
この川田ミネラルは、土を大昔の状態に戻す効果が
あるように思われます。
農業は、土だらけ、草だらけの大変な仕事ですが、
お日様の下での仕事、楽しい事も一杯あります。